校長あいさつ


令和3年度3学期を迎えて

 

 本校のHPを訪問していただき、ありがとうございます。

 令和3年度が、早くも第3学期を迎えることとなりました。3学期は、1年の締めくくりの学期であると同時に、次の年度、次の進路先への準備段階の学期でもあります。生徒職員一同、この1年を振り返り、反省と課題を確認し次の新たなステップに向けて準備を進めたいと考えています。

 今年度前半を振り返ると、相変わらずコロナ禍に翻弄された月日が続きました。学校行事や部活動の大会など、縮小・延期・中止が相次ぎ、重苦しい日々が続きました。それでも、2学期開始早々に、文化祭や体育大会を実施し、しかも前年度よりも盛大に開催することができたことが、大きな自信となり、その後の創立百周年記念式典・記念講演会の開催、あいちラーニング推進事業公開授業、2年生の修学旅行と、大きな行事を次々と完遂することができました。ワクチン接種の普及と同時に感染者数が激減したことにもよりますが、様々な工夫を凝らしながら活動を継続し、コロナ禍を乗り越えようとする生徒諸君のパワーにもよると思っています。

 こうした学校行事と並行し、あいちラーニング推進事業研究主管校2年目となった本年度、新たな時代の到来を見据えて、ICTの効果的な活用を図りながら、主体的・対話的で深い学びの実現を図るべく授業改善を進めています。本校は生徒全員、一人につき1台のタブレットが配備されており、この10月からは家庭への持ち帰りが可能となったことで、授業だけではなく各家庭でのICTの利用促進が期待できることになりました。ICTを使うことが目的化しては本末転倒となりますが、利用することで主体的に学びに向かう力を養成することができると考えています。また、デジタル化が急速に進む社会のデジタルトランスフォーメーションにも対応することが可能となり、この3学期とその後に続く令和4年度は、こうした動きを加速させ、1歩先を見据えた教育の在り方を模索し推進したいと考えています。

 さて、去る10月30日に開催した創立100周年記念式典・記念講演会は、自画自賛となりますが、素晴らしい式典となりました。以下に当日の様子をお知らせし、出席が叶わなかった多くの方々へのお礼と報告をしたいと思います。

 10月30日(土)、快晴の秋空の下、1年延期となった創立100周年記念式典・記念講演会を無事開催することができました。式典に際し、御来賓としてお招きした、愛知県知事 大村秀章様、愛知県教育委員 度會秀子様(32回生)、豊川市長 竹本幸夫様から、厳粛の中、心温まる御祝辞をいただきました。また、生徒代表として生徒会長が、「国府高校第2世紀に向けて」と力強く誓いの言葉を述べると、会場からは自然と大きな拍手が湧きおこり、生徒の熱い想いが伝わったことが壇上からもはっきりとわかりました。

 式典後には、記念アトラクションとして、活躍するOBの方5名からのメッセージを流すとともに、その中で当日御出席いただいた3名の方、渡辺いっけい氏(33回生、俳優)、中森康弘氏(32回生、日本オリンピック協会(JOC)委員)、市川和正氏(29回生、元大洋ホエールズ正捕手)から、母校生徒並びに同窓生の皆様へ、直接、時にユーモアを交え熱いメッセージをいただきました。会場は和やかな笑いに包まれながらも、本校の象徴である「自由」な校風の中、のびのびと過ごした高校3年間がその後の人生でいかに貴重な体験となっているかが伝わってきました。改めて、本校の伝統と校風を次の世代に引き継がねばならないという想いを強く抱きました。

 昼食時の休憩時間帯には、書道部によるパフォーマンスや吹奏楽部の演奏を、記念事業で完成した中庭で披露することができ、コロナ禍による厳しい制約の中でも練習を重ねてきた生徒諸君の活躍を少しでも見ていただけたことと思います。

 午後の部の記念講演会では、歴史学者の磯田道史氏に「繋ぐ100年 紡ぐ100年」をテーマに講演をしていただくことができました。磯田様は、式典日の直前、事情により直接来校できないことがわかり、どうなることかと心配しましたが、事前収録がかなったおかげで、当日は収録映像を放映することができました。大画面に映し出される磯田様からは、「穂の国の國府の学び舎」という視点から、本校の置かれているこの国府の地を歴史的に紐解いていただき、その価値を見つめなおすきっかけをいただきました。

 振り返ると、コロナ禍に翻弄され、開催が、まさに風前の灯のような状態になった時期もありましたが、当日は、快晴の秋空、御出席いただいた多くの方々の笑顔、OBの諸先輩方からの熱いメッセージ、生徒諸君の活躍、すべてがかみ合い、最高の式典となったことをここに報告いたします。

※活躍するOBの方からのメッセージ(他の2名の方)
・伊與田英徳 氏(38回生、TBSプロデューサー 「半沢直樹」など作品多数)
・小林拓一郎 氏(50回生、ZIP-FMナビゲーター)

令和4年1月7日
愛知県立国府高等学校長
伊與田 万知