朱夏之碑(平和教育)

〇朱夏之碑とは

 『蘇る樹頭の華や 朱夏の天』と記銘。豊川海軍工廠で被爆し、命を落とした教え子のために、当時の教員太田鴻村氏の句を、石川雲鶴先生が揮毫して、藤原克博氏(当時の生徒)のイメージを御影石に映し出した。その内部には、28名の犠牲者の名が刻まれた名簿が納められている。本校のシンボルの一つ「大王松」の下に立つ。平成元年、70周年記念事業の一環として建立。


〇平和教育

 本校では、総合的な探究の時間として「朱夏之碑」を通じて、豊川空襲を、ひいては戦争を語り継ぐ学習を行っています。

☆生徒所感より
・絵とはいえ、空襲時の様子を見ると、自分と同じぐらいの年齢の方が被害に遭ったと考えると、心が痛みました。

・豊川海軍工廠は自宅の近くですが、ここまで深く知りませんでした。戦争の悲惨さを垣間見て、より悲しい気持ちになりました。

・戦争を経験していないからこそ、戦争を経験された方のお話を伺ったり、資料を見たりして、二度と戦争が起きないような平和な世の中を守っていかなければならないと改めて思いました。

・豊川市内にこれほど多くの戦争遺跡が残されていることに驚かされました。しかし、戦争遺跡は注目されることが少ないので、本校がもつ戦争の記憶も含めて、後世に伝えていかなければならないと感じました。